自治体では回収していないガーデニングの土を安全に処分する方法


ガーデニングを趣味にしていて、土の処分に困っている方はいないでしょうか。土は、植物を長い間育て続けていると、徐々に栄養がなくなり、不純物が増えてきます。最終的にはガーデニングには使えなくなってしまうので、捨てるしかなくなってしまうのです。土を安全に処分するには、どのようなことに気をつけたらいいでしょうか。

  1. ガーデニングの土を処分する方法
  2. ガーデニングの土を再利用する方法
  3. 大量の土を安全に処分する方法

1.ガーデニングの土を処分する方法

まずは、ほんの少量の土を処分する方法をご紹介します。量としては、ちょうどプランターひとつ分くらいの土をイメージしてください。量が少なければ、簡単に処分する方法は案外多いものです。

1-1.庭にまいてしまう

一軒家に住んでいる方は、使用済みの土をそのまま自宅の敷地内、庭などにまいてしまうのがいいでしょう。自分が所有する土地なのですから、誰からも文句を言われる心配はありません。もともと土があるところにさらに土を加えるだけなので、環境が汚染されることもないでしょう。

ただし、この方法がとれるのはもともと庭のある家に住んでいる方だけです。この記事を見てくれた方の中にも「そもそも庭がないから処分に困っているのに」という方が多いことと思います。マンションやアパートなどで、ベランダを利用してガーデニングを行っているような方にとって、現実的に利用できる選択肢とはいえないでしょう。

1-2.公園に捨てる

意外に思うかもしれませんが、自治体などに土の処分方法を相談すると「公園の植え込みに捨ててください」といわれることが少なくありません。なので、公園に捨てる方法も有力な選択肢だといえます。

なぜ自治体が土を公園に捨てることを推奨しているのでしょうか。その理由は、自治体が運営・管理している公園であれば、手入れの際にまとめて片付けてしまうことができるからです。不法投棄しているわけではないので、法的な問題も起こりません。

しかし、公園に捨てることができるのは、あくまで管理者の許可をもらった場合に限られます。許可をもらわずに土を捨てていることが発覚すると、本当に不法投棄していると見なされてしまうこともあるでしょう。事前の確認を欠かさないようにしてください。

1-3.捨てることができる土を購入する

市販されているガーデニング用の土には、ゴミとして捨てることが可能な種類もあります。植物由来の原料や有機肥料だけで作られているため、燃えるゴミに出すことができる土です。いわば、生ごみと同じような感覚で処分することができます。

とはいえ、見た目はあくまでも土なので、処分するときのやり方には注意が必要です。「燃えるゴミとして処分できる土」であることを、回収作業者にわかりやすい形で明示しておく必要があるでしょう。土を入れた袋に大きな文字で書いておくなど、工夫してみてください。

2.ガーデニングの土を再利用する方法

土といえどもゴミはゴミ。できることなら捨てる前に再利用する方法を考えてみましょう。実は、土は少し手を加えるだけでリサイクルが可能です。使用済みの土を再生する方法を学んでいきましょう。

2-1.湿った土には消毒が必要

使用済みの土は、リサイクルする前に消毒しなければなりません。通常、土中にはさまざまな微生物が生息していますが、そのすべてが植物の生育にとってプラスに働くとは限らないからです。また、ミミズや虫の幼虫など、余計な小動物が土に混じっていることもあるでしょう。

土を消毒するときは、ポリエステルやビニールの袋に入れて密閉し、日の当たる場所で1週間程度放置してください。熱によって土の内部を消毒することができます。土がもともと長い間乾燥していた場合は、消毒の必要はありません。

2-2.ふるいにかけて不純物を除去

使用済みの土には、長い間使い続けているうちに、さまざまな不純物が混ざっている場合があります。再利用にあたっては、不純物を取り除ききれいな状態に戻さなくてはなりません。ざるなどを用意して土を入れ、ふるいにかけて不純物を取り除きましょう。小石や枯れた植物の根や、使い続けて小さくなりすぎた土も不純物と見なされます。

2-3.栄養のある土を添加する

いよいよ、土を再利用する段階です。ホームセンターのガーデニングコーナーなどに行くと、使用済みの土を再利用する添加用の土が売っています。その土を加えてよく混ぜあわせれば再利用のステップは終了です。

添加用の土を加えるのは、使用済みの土に栄養分を補給するため。栄養の乏しい土では十分に植物は十分に育ちません。栄養を加えることで土が再び植物の生育に適した土壌として生まれ変わるのです。

3.大量の土を安全に処分する方法

もし、処分しなくてはならない土が大量にある場合はどうしたらいいのでしょうか。量が多くなると、庭にまくにしても公園に捨てるにしても、決して楽ではありません。最後に大量の土を処分する方法をご紹介しましょう。

3-1.自治体の回収は利用できないケースが多い

家庭内でゴミが出た場合、通常は自治体に回収してもらうことになります。しかし、多くの自治体では「土」を回収品目の対象外に指定しているため、処分するのは簡単ではありません。土を処分するための行程を整えている自治体が少ないため、回収を断られてしまうことが多いのです。

しかし、自治体によっては、依頼した場合だけ土の回収を行ってくれることもあります。また、公園に捨てるにあたってもどのみち確認をとらなくてはならないので、処分方法に困ったらとりあえず自治体に一度は連絡しておくといいでしょう。

3-2.ホームセンターに回収を頼む

近年では、使用済みの土を回収してくれるホームセンターが増えてきました。このような回収サービスを利用するのもいいでしょう。

ホームセンターを訪れると、土を回収する専用のボックスがあります。ボックスの中に使用済みの土を入れておけば、ホームセンターが土を処分してくれるのです。ちょうど、スーパーマーケットなどが行っている資源ゴミの回収と同じ仕組みだといえるでしょう。ホームセンターのほかに、園芸店などでも同様のサービスを行っている場合があります。店頭にボックスを設置していない可能性もあるので、お店に直接問い合わせるほうが確実に確認することができるでしょう。

3-3.不用品回収業者に回収を依頼する

土の量が多すぎて、自分で運搬するのが困難という場合は、不用品回収業者に依頼するのもいいでしょう。不用品回収業者の中には、土の回収を行っている業者もいます。郵送、もしくは自宅を訪問しての回収を行ってくれるので、自分で土を運び出す必要はありません。

まとめ

ガーデニングを趣味にしていて、古くなった土の処分に困っている方に向けて、使用済みの土を処分する方法をご紹介してきました。最後にもう一度振り返ってみましょう。

  1. ガーデニングの土を処分する方法
  2. ガーデニングの土を再利用する方法
  3. 大量の土を安全に処分する方法

土を処分する際のコツは、まずできる限り再利用を行って処分する土を増やさないことです。そして、土の処分は少量ずつ行えば、持ち運びの手間も少なくて済みます。もし、大量に処分しなければならない土が出た場合は、ホームセンターや不用品回収業者を利用することで安全に処分することが可能です。自分の置かれた状況に合わせて、適切な方法を選択してください。