これで完璧!部屋の防音対策〜DIYで簡単に騒音を遮断するテクニック


集合住宅、特に木造アパートなどにお住まいの方は、防音対策に気を遣っているのではないでしょうか?鉄筋コンクリートのマンションならいざ知らず、アパートだと壁の防音効果は決して高くありません。中には、隣室の話し声までバッチリ聞こえてしまうアパートも存在します。

音楽鑑賞・映画鑑賞が趣味だったり、遊びに来た友人と話し込むことがあったりすると、隣室の住人を怒らせないか心配になることもあるでしょう。あるいは、仕事の都合で夜型生活の場合はわずかな生活音さえ隣人トラブルの原因になるかもしれません。

しかし、だからといって賃貸では、部屋を防音するためにリフォームする…というわけにもいかないのが普通です。そこで、こちらでは簡単に部屋の防音効果を向上するためのテクニックをまとめることにしました。

もちろん、音は出ていくだけでなく入ってくることもあるので、防音対策を施せば自分の部屋が静かになる効果も得られます。隣人への配慮にしても、自室を静かに保つにしても、基本的には同じ方法でOK。静かに過ごしたい…と悩んでいる方もぜひ、参考にしてください。

  1. 防音レベル1〜誰でも簡単にできる防音テクニック
  2. 防音レベル2〜細かな音漏れを徹底的に遮断する!
  3. 防音レベル3〜本格的なDIYで防音環境を自作!

1.防音レベル1〜誰でも簡単にできる防音テクニック

たとえば、夜型生活の方だと“生活音が響かないように配慮したい”と考えるでしょう。しかし、それほど大きな音を出すわけでないなら、本格的な対策をする必要はありません。ちょっとした生活音を抑えるだけならば、ちょっとした工夫でも十分な効果を得られるはずです。

1-1.家具の配置を見直して防音効果アップ!

特別、壁が薄いアパート…というわけでないなら、家具の配置を換えるだけでも一定の防音効果を得られます。人が“うるさい”と感じるのは60デシベル以上の音です。目の前で水道を流す音が60デシベルの目安でしょうか。

もちろん、隣室に伝わるまでには音が弱まりますから、自室で70デシベルの音を出すと、隣室に50〜60デシベル程度で伝わる…といった感覚になります。70デシベルというのは、一般的な音量で視聴しているテレビの声に相当しますから、夜中にテレビを視聴するなら一定の配慮が必要と考えてください。

とはいえ、ごく普通のアパートであれば、テレビを見るくらいで防音壁を用意する必要はありません。テレビなど音の出る家電製品を壁から50cm以上離しておけば十分でしょう。音は壁など、固い素材を伝わっていきますから、壁から距離があればあるほど、伝わりにくくなります。

それでも心配なら、隣室との壁際にクローゼット・本棚などを配置してください。大型家具を置けば、その部分は壁が分厚くなったようなものです。当然、薄い壁よりは厚い壁のほうが音を遮断しやすいので、隣室に伝わる音量は小さくなるでしょう。

1-2.カーペットを敷くだけでも階下とのトラブル防止に!

2階以上にお住まいの場合、隣室だけでなく階下への配慮が重要です。足音はもちろんのこと、テレビの音なども階下まで聞こえることがあります。こういう場合、もっとも手軽な対策は床にカーペットを敷く…という方法です。

音は固い素材の中を伝わっていく性質があるので、布など柔らかいものを間に入れておけば、それだけでも伝わりにくくなります。床全体にカーペットを敷き、テレビ台の真下にはもう1枚、布を敷いてみましょう。それでも、階下に伝わる音量はかなり低くなるはずです。

そのほか、足音対策にはルームシューズを履いたり、洗濯機の下に耐震ゴムを敷いたり…、音の出るものの下に柔らかい素材を挟んでおけば、階下に迷惑をかける恐れはかなり低くなります。また、床に敷く素材も、普通のカーペットよりはパネル型のフロアマット…というように、より柔らかく、より分厚い素材を選べば、さらに音を低減可能です。

2.防音レベル2〜細かな音漏れを徹底的に遮断する!

もう少し、本格的に防音対策を考えるなら、隙間からの音漏れを防止すると良いでしょう。実際、外側に音が伝わる場合は、壁越しに伝わるより、扉・窓の隙間部分から音が漏れることのほうが多いようです。

当然、外から音が入ってくる場合も、こういった隙間部分から伝わってきます。防音に本腰を入れるなら、いかに隙間を埋めるか…という発想が重要です。

2-1.窓ガラスから出入りする音を遮断する!

ガラスは硬質な素材なので、あまり音を遮断する効果がありません。固い素材の中を伝わっていく性質上、窓は格好の出入り口なのです。そのため、窓ガラスに防音対策を施せば、音漏れをかなり低減することが可能になるでしょう。

まず、カーテンを装着していない窓があれば、必ずカーテンをしてください。布は防音性が高いので、これだけでも多少は違います。さらに、窓ガラスに柔らかい素材のものを貼り付けると、さらに防音効果がアップ。見た目を重視しないなら、ダンボール・緩衝材(いわゆるプチプチ)を貼ると、高い遮音性を発揮します。

逆に見た目を重視するなら、ホームセンターなどで市販されている遮音カーテンを使用するのが良いでしょう。

2-2.扉の隙間を埋めて、音の通り道をブロック!

扉の周囲には必ずといって良いほど隙間が存在します。隙間がある以上、空間としては繋がっていますから、当然、音は出入りし放題です。部屋の防音性を向上したいのであれば、扉の隙間は完全に埋めるべきでしょう。

扉の周囲を埋めるための隙間テープが市販されていますので、それを利用するのがおすすめです。隙間が完全に埋まらないと効果が薄いため、開閉に力がいるくらいの厚手のテープを選んでください。

3.防音レベル3〜本格的なDIYで防音環境を自作!

よほど壁が薄いアパートに住んでいるか、あるいは楽器を演奏するような場合は、本格的な防音を考える必要があります。

3-1.防音パネルを活用して、簡易防音室に!

ホームセンターなどで売られている防音パネルを使えば、壁の防音性能を大幅に向上させることができます。

“賃貸だから、防音パネルを壁に固定できない”と考えている場合でも、心配は無用です。壁に剝がした跡が残らないマスキングテープが市販されているので、まずは壁紙にマスキングテープを貼り、その上から粘着力の強い両面テープを用いてください。この方法で防音パネルを固定すれば、壁に傷がつく心配はありません。

両面テープだけでは心配…と感じるなら、防音パネルを押さえるように家具を配置すれば完璧です。本棚などの重たい家具をパネルの前に置けば、パネルが倒れてくることもないでしょう。

もちろん、防音パネルを吸音材・防音シートなどに替えても同じ要領でOK。部屋のインテリアに合わせて、適切な素材を選んでください。

3-2.壁だけでは無意味!?床の防音を忘れずに

床からも音は伝わりますから、壁だけでなく床に防音対策を施すことも重要です。足音など振動要因の騒音を減らしたいならコルクマット、テレビ・スピーカーなどの音を減らしたいなら吸音マットを敷き、階下への音漏れを防止するのがおすすめ。

特にコルクマットは弾性が高いので、お子様のいる家庭に最適です。お子様が走り回る音を低減できる上、転んだ時にケガを防ぐ役割も果たしてくれます。

まとめ

以上、DIYで簡単に防音効果を向上する方法でした。隣人トラブルを予防するために、あるいは静かな部屋で過ごすために、防音テクニックをお役立ていただければ幸いです。

  1. 防音レベル1〜誰でも簡単にできる防音テクニック
  2. 防音レベル2〜細かな音漏れを徹底的に遮断する!
  3. 防音レベル3〜本格的なDIYで防音環境を自作!

これらの方法でも不足…ということであれば、大家さんに相談して本格的な防音リフォームを検討することをおすすめします。