【必見】空き家の片付け方・掃除をスムーズにすすめるコツとは?


「相続で空き家を持つことになったけど、片付け方がわからない」「親が死去し、実家が空き家で放置している状態が不安」など、悩んでいる方は多いでしょう。空き家の片付けや活用方法に頭を抱えている方は結構いらっしゃいます。空き家を放置していると、不法侵入・空き巣被害などトラブルが起きやすいです。さらに、面倒な事態になってしまうでしょう。トラブルを防ぐためにも、空き家への対応策をほどこさなければなりません。そこで、本記事では空き家問題や対応策・遺品整理・掃除方法・片付け方・業者選びなど詳しく説明します。

  1. 空き家問題とは
  2. 空き家への対応策
  3. 空き家と遺品整理
  4. 空き家の片付け方
  5. 空き家の片付けの業者選び
  6. 空き家にかんしてよくある質問

この記事を読むことで、空き家への対処法と遺品整理・不用品の片付け方がわかります。空き家に困っている方や不用品を回収してほしい方は、ぜひ参考にしてください。

1.空き家問題とは

空き家の悩みを解決するには、空き家問題とは何なのか把握しておかなければなりません。空き家問題の背景にあるもの・発生する理由など詳しく説明します。空き家で悩んでいる方は、ぜひチェックしてください。

1-1.深刻化する空き家問題

全国の空き家は年々増えています。総務省統計局では5年ごとに住宅・土地の統計調査を公表していること、ご存じでしょうか。平成25年の調査結果を見てみると、空き家率が13.5%、空き家数がおよそ820万戸にまでおよびます。平成5年は空き家率が9.8%、空家数がおよそ448万戸です。よって、平成5年から平成25年まで、空き家率が3.7%、空き家数がおよそ372万戸も増えているのだとわかります。また、空き家にも種類があり、大まかに以下の種類にわけられているのです。

  1. 二次的住宅:普段住んでいないが使用している(別荘など)
  2. 賃貸用住宅:貸したいのに借り手が見つからない
  3. 売却用住宅:売りたいのに買い手が見つからない
  4. そのほか:用途がなく使われていないなど

以上の中で空き家問題が深刻化しているのは、(4)のそのほかです。介護施設への入居や所有者が亡くなって空き家になるなどを含んでいる種類になります。

1-2.空き家問題の背景

空き家問題の背景には、少子高齢化が挙げられます。日本は子どもが少なく、高齢者の増加がすすんでいる状態です。なんと、平成37年の高齢者世帯数は、平成22年よりもおよそ400万世帯増えるといわれています。400万世帯の中でも、1人暮らしをする高齢者はおよそ200万世帯です。つまり、単身世帯数が増える=空き家問題が深刻化することになります。

1-3.なぜ空き家が発生するのか

空き家が発生する主な原因は2つあります。1つ目は、背景にもつながる「少子高齢化」です。家主が亡くなって相続人がいない・相続人がいても家が放置されているなど理由はたくさんあります。そして、2つ目の原因が「家の解体で固定資産税が増えること」です。不動産には固定資産税がかかります。固定資産税は、土地に住宅が建築されていれば6分の1に減額される制度です。そのため、家を取り壊し、更地にするだけで税金が増えることになります。結果、節税のために放置されるケースが増えているのです。以上、2つの原因があるからこそ、空き家が増加傾向にあります。

1-4.空き家問題から派生するいろいろな困りごと

空き家問題を甘く見てはいけません。空き家を放置するほど、いろいろな困りごとが発生します。特に、大きい問題が周辺への悪影響です。空き家は長年放置すれば崩れやすく、屋根材なども腐ります。害獣・害虫の温床になりやすく、ひどい臭いも発生するでしょう。結果、近所迷惑・景観上の問題に進展します。また、犯罪のリスクも高まりやすいです。空き家は不法侵入しやすく、泥棒のターゲットになります。

2.空き家への対応策

実際、空き家への対応策にはどのような方法があるのでしょうか。現状における空き家への対応策について説明します。

2-1.自治体の対応

各地方自治体によって、空き家問題対策のための条例が定められています。たとえば、自治体から所有者への補助制度です。損傷・老朽化が激しい住宅に対して、解体費用を補助します。しかし、これだけでは不十分なので、「空き家バンク」などが実施されるようになりました。空き家バンクとは、空き家の賃貸・売却希望の人から依頼を受け、空き家の利用を希望する人に紹介するシステムです。ほかにも、公共施設としての活用・福祉用途・観光分野とさまざまな取り組みが行われています。ぜひ、自治体のホームページなどで確認してみてください。

2-2.法律上の問題

2015年2月に「空き家対策特別措置法」が施行されました。空き家対策特別措置法とは、所有者が自己負担で早急改善しなければ、行政からの強制対処を求められる法律です。土地の固定資産税に対する特別措置がはずされるため、税負担が最大で4.2倍増します。しかし、空き家はあくまで所有者のものです。そのため、行政が勝手に片付けや整理をすることはできません。所有者が自発的に空き家対策をしようと促す法律でもあります。空き家の所有者は、強制対処させられるまできちんと管理・対策をしていかなければなりません。

2-3.周囲ができること

空き家問題を解決できるかどうかは、周囲の協力がかかっています。家が広く、ものがたくさんあるほど、整理整頓に時間がかかるでしょう。空き家を手にしたら、周囲と協力しつつ片付けをすすめてください。相続で空き家を手にした場合は、親族同士で管理の話し合いをするといいでしょう。できるだけ、早めに対策を立てたほうが、近隣住民とのトラブルを防ぐことができます。

3.空き家と遺品整理

空き家問題と密接につながっているのが遺品整理です。特に、所有者が亡くなって空き家を相続した場合、管理と同時に遺品整理もしていかなければなりません。空き家の活用法も一緒に見ていきましょう。

3-1.遺品整理問題

遺品整理は故人のものを整理することです。遺品整理をする際、さまざまな問題が出てきます。たとえば、賃貸物件の退去です。賃貸の場合、速やかに遺品整理をして明け渡さなければ賃貸料を支払わなければなりません。また、証券や骨董品(こっとうひん)・貴金属・アクセサリー類など高価なものは、遺族の中で誰が引き継ぐのか決める必要があります。その際に、親族同士でのトラブルが起きやすくなるのです。

3-2.実家が空き家に?

介護施設入居や死別など、実家が空き家状態になる可能性があります。実家が空き家になった場合、「売却」「賃貸」「解体」「居住」のどれかに決めなければなりません。それぞれのメリット・デメリットを以下にまとめてみました。

売却する

  • メリット:相続税の納税資金ができる
  • デメリット:価値がわかりにくい・親戚の説得が難しい

賃貸に出す

  • メリット:家賃収入が得られる
  • デメリット:リフォームなど初期費用がかかる

解体する

  • メリット:空き家を管理する手間がはぶける
  • デメリット:税金が上がる(ただし、特定空き家に指定された場合は上がらない)

自分たちで住む

  • メリット:実家を残すことができる
  • デメリット:ほかの相続人の説得が難しい・リフォームなど初期費用がかかる

3-3.解決法・相談窓口

実家の空き家問題で悩んだとき、一体どこに相談したらいいのでしょうか。親族同士での話し合いも大切ですが、専門家による解決策を聞きたいですよね。各地方自治体では、空き家にかんする相談窓口を設けているところがあります。自治体のホームページなどからチェックしてみてください。また、全国住宅産業協会でも空き家問題相談窓口があります。

全国住宅産業協会 空き家問題相談窓口はこちら

4.空き家の片付け方

空き家によるトラブルを防ぐためには、所有者が自ら行動を起こさなければなりません。そこで、空き家の片付け方について詳しく説明します。

4-1.空き家の掃除に必要なもの

空き家を片付ける前に、掃除に必要なものを準備しておかなければなりません。最低限、準備してほしい掃除道具は以下のとおりです。

  • 雑巾
  • ほうきとちりとり
  • 軍手
  • バケツ
  • 地域指定のごみ袋(もしくはダンボール)
  • 脚立
  • 室内用の靴
  • マスク

4-2.不用品・粗大ごみの仕分け

掃除に必要なものを用意したら、不用品・粗大ごみの仕分けをしてください。大きいものから仕分けをおこなうと、ある程度スッキリします。不用品・粗大ごみの仕分けは、「要るもの」と「要らないもの」にわけてください。形見分けをするもの・価値があるものなど要るものに分別します。

4-3.仕分けの注意点

不用品・粗大ごみの仕分けで注意しておきたいのが、位牌(いはい)と思い出の品です。それぞれの処分方法について見ていきましょう。

4-3-1.位牌(いはい)の処分

位牌(いはい)は故人の魂が入る場所です。そのため、勝手に処分してはいけません。きちんとお寺などで供養してもらってください。法要をお願いしているお寺に魂抜きを依頼するか、お寺・仏壇店でお焚(た)き上げしてもらうかのどちらかになります。

4-3-2.思い出の品の処分

故人との思い出が詰まっている写真・品類は簡単に処分できませんよね。しかし、全部保管することができず、悩んでいる方も多いでしょう。そこで、もう1度本当に思い出の品なのか、絶対保管しておきたいのか考えてみてください。また、思い出の品々の写真を撮り、ファイルにして残すのも1つの方法です。

4-4.不用品回収方法

不用品回収方法は、一体どのような方法があるのでしょうか。方法別にメリット・デメリットをチェックしてください。

4-4-1.地方自治体

地方自治体のメリットは、費用が安いことです。不用品の大きさや種類によって異なりますが、およそ300円~500円で処分できます。ただし、回収日まで処分できない・指定場所まで運ばなければならないなどがデメリットです。

4-4-2.リサイクルショップ

リサイクルショップのメリットは、使用できるものをリサイクルできる点です。買い取ってもらえるため、費用はかかりません。また、価値あるものと判断されれば高価買い取りも期待できます。ただし、すべて買い取ってもらえるとは限りません。

4-5.空き家の安全確認

空き家を安心・安全に管理するためには、雨漏りや塀・防犯チェックなどが必要です。安全確認について詳しく見ていきましょう。

4-5-1.雨漏り

空き家は人工物です。そのため、老朽化がすすむほど雨漏りがひどくなります。雨漏りが進行すれば、木材が腐り、家全体の耐久性にも悪影響をおよぼしかねません。特に、近年は地震が多発しています。耐久性のない家は、大地震が起きるとすぐに崩壊するでしょう。雨漏りしている箇所がないかどうか、特に屋根・窓まわり・外壁をチェックしてください。

4-5-2.塀

阪神・淡路大震災では、ブロック塀・石塀が壊れて多数のけが人を出しました。塀は敷地を囲っている部分でもあるため、安全確認が必要です。両隣の家との境界線にもなります。塀が隣の敷地に入ると、近隣トラブルに発展するでしょう。事故やトラブルの原因にならないためにも、塀が老朽化していないかどうかチェックをしてください。

4-5-3.防犯のチェック

空き家は不法侵入や不審火など、トラブルにあいやすいです。そのため、防犯の確認もしておかなければなりません。自分たちでできる防犯対策としては、サッシ用補助錠をつける・定期的に訪れる・防犯フィルムを窓ガラスに貼るなどです。また、自分たちでの対策が不安な方は、空き家巡回サービスなど業者を利用するのも1つの方法になります。

5.空き家の片付けの業者選び

空き家の片付けに困ったとき、遺品整理や不用品処分などのサービスをおこなっている業者に依頼する方法があります。ここでは、業者選びのポイントなど詳しく説明していきましょう。

5-1.プロに頼んだほうがいい場合

親族の協力を得られなかった・1人で片付けるのが大変だと感じた場合は、業者に依頼してください。空き家によっては、ものが散乱してごみ屋敷になっているところもあるでしょう。どこから手をつけたらいいのかわからない場合も、業者に依頼したほうが安心です。また、遠方に住んでいて片付けることができない方も、業者に頼んでください。

5-2.プロに頼むメリット

空き家の片付けから不用品の処分まで、プロはやり方を心得ています。実績・経験のある業者ほど、素早く短時間で片付けることができるでしょう。そのため、自分たちでするよりも時間と手間をはぶくことができます。すぐに空き家の悩みから解放されるのです。

5-3.業者選びのポイント

業者の中には、不正を働く悪徳業者が存在しています。安心して業者に依頼するためにも、業者選びのポイントを押さえておきましょう。主に、以下の項目に注目してください。

  • 適切な見積もりかどうか
  • 迅速かつ丁寧な対応かどうか
  • 経験豊富なスタッフがいるかどうか

5-4.業者に頼むときのコツ

おまかせパックを提供している業者があります。不用品が大量にある場合、おまかせパックを利用したほうがお得です。特に、リサイクルレスキューは一定額まで定額で回収するおまかせパックを多数用意しています。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。また、見積もりは複数の業者に依頼してください。そのほうが、どこが最も安く、適切な料金設定になっているのかがわかります。

リサイクルレスキュー

5-5.料金設定

業者を選ぶ際、料金設定がきちんと表示されているかどうかにも注目してください。料金設定が不明確になっている業者は信用できません。不用品回収の目安料金は、品目別で異なります。単品~少量の処分ならおよそ2,000円~、おまかせパックならおよそ12,000円~です。

リサイクルレスキュー料金設定

5-6.作業の流れ

まず、業者に無料見積もりの依頼をします。片付ける部屋の写真をメールで送信すれば、事前に大体のパック料金がわかるでしょう。回収日の予約をした後、実際に指定日時に業者がやってきます。品物や部屋の状況を確認したうえで提示された最終的な金額に納得しだい、作業開始です。不用品の搬出をおこない、作業終了後にお金を支払います。

5-7.注意点

不用品・粗大ごみを搬出する際、誤って家に傷がつく恐れもあります。丁寧な梱包(こんぽう)や作業をおこなうスタッフは安心ですが、万が一のときのために補償がついている業者を選んでください。リサイクルレスキューでは、最大5,000万円までの補償がついています。安心して不用品回収・部屋の片付けが依頼できるでしょう。

6.空き家にかんしてよくある質問

空き家にかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。

6-1.家の解体費用はいくらか?

空き家の解体費用は、住宅の種類によって異なります。木造住宅の場合は、坪当たりおよそ3万~4万円、鉄骨造住宅の場合は、坪当たりおよそ4万~5万円、鉄筋コンクリート造住宅の場合は、坪当たりおよそ5万~6万円です。

6-2.空き家対策特別措置法の対象となる特定空き家とは?

特定空き家に当てはまる空き家は以下のとおりです。

  • そのまま放置すれば倒壊、保安上危険となる恐れのある状態
  • そのまま放置すれば衛生上有害となる恐れのある状態
  • 適切な管理がおこなわれていないことで景観を損なっている状態
  • そのほか周辺の生活環境保全を図るために放置することが不適切である状態

6-3.業者との間でよくあるトラブルとは?

最初に出してもらった見積もり内容と違う・後で追加料金を請求された・回収された不用品が不法投棄されていたなどです。特に、悪徳業者との金銭トラブルが多発しています。事前に見積もり内容に不備がないかどうか、追加料金が発生しないかどうかを確認しておかなければなりません。

6-4.空き家の管理を業者に依頼する費用は?

空き家問題が深刻化になっている現代、代わりに管理する業者が出てきました。インターネットで検索すれば、代行業者がすぐに見つかります。遠方にいる方は代行業者に依頼するのも1つの方法です。依頼費用は、1か月に1回の巡回でおよそ1万円~になります。

6-5.業者に依頼する際、自分たちで分別しないといけないのか?

空き家の片付けや不用品処分を業者に依頼する際、分別から処分まですべて業者が行います。自分たちで分別する必要はありません。しかし、業者によってはサービス内容が異なるため、依頼前にどこからどこまでやってくれるのか、きちんと確認しておきましょう。

まとめ

いかがでしたか? 空き家を放置していると不法侵入や不審火・近隣住民への悪影響などさまざまなトラブルが発生します。相続人がおらず、管理できない状態でも空き家の片付けや整理整頓はしていかなければなりません。遠方にいて、なかなか時間が取れないという方は、業者に依頼してください。自分の代わりに業者が空き家の片付け・不用品の処分をおこなってくれます。特に、親が亡くなった後の空き家問題が深刻です。空き家を今後どうすべきか、親族同士できちんと話し合うことも大切なポイントになります。空き家問題について知り、解決策や片付け方の知識を身につけておきましょう。